借りたいけれどダメかな?ローン利用は年齢制限がありますか?
お金を借りることのできる年齢は、上限は業者によって若干の差はありますが、下は20歳(既婚ならば18際)から、上限はほぼ70歳までです。どうしてこのような年齢制限がもうけられているのでしょう。ひとことで言えば返済能力のあるなしの問題で、それが年齢から判断できるからです。
未成年に一定の収入があったとしても、法律では親の許可なしに融資を受けることはできないことになっています。この場合働いているのですから返済能力はあるのですが、親が借金を許可していないと主張して返済に応じなければその契約は無効になります。なので普通の金融業者は未成年にお金を貸さないのです。
70歳ならば大抵の人は年金以外の収入もなく、担保になる不動産もないとしたら、年齢的に今後病気にかかる可能性も高く、返済はますます難しくなる一方だと予想できます。例え年金という安定した収入にかわるものがあっても、消費者金融ではこういう人達にお金は貸しません。
20歳以下は親の庇護下にいるわけですから、消費者金融から融資を受けることができなくても、いざとなれば親に頼ることができます。また元気であれば今後いくらでも自分で稼ぐ事ができます。しかし片や70歳以上となるとたいていが年金生活者で、しかも借金したくなるほどお金に困っている状況であるということ自体、相談や頼る人とていない背景が見えてきます。不動産などがあれば融資可能になる場合もあるのですが、そもそも不動産があるのならば融資云々以前に何とかなりそうですし、生活力のある子どもなど頼れる身内がいるのならば最初から消費者金融を使おうとは思わないでしょう。このような状況の老人が生活苦に陥ったときこそ、公的な保護を受けるべきなのです。この年齢を越えてしまうと、利用者側から見てももはや融資云々という問題ではないと思いますね。
現在70歳以下で、既にキャッシングを使った生活に慣れてしまっている人が、誕生日を境に融資を断られてしまうというパターンも今後出てきそうです。そんな時に慌てないためにも、一定の年齢に達したら自主的にローンなどは整理して、新しい生活形態に移行することを考えた方がいいかもしれません。