後片付けが大変かも?大学生が借金に手を出しちゃったら

今は学生ローンというジャンルがちゃんとありますから、学生さんも何のストレスもなくキャッシングができてしまう今日この頃です。昔の質屋とかのイメージなんでしょうか。大学生になったら消費者金融デビュー!なんてこともないでしょうけれど、高校時代にはできなかったことができるだけで嬉しいこの年頃、それくらいのことは考えちゃうかもしれませんね。
でも実際には貸付には年齢の下限があります。20歳以上にならないとそもそも貸付はしてもらえません。例外は18歳以上で既婚の場合のみです。この年齢制限は法律で決まっていることなので、どの金融機関でも交渉次第でどうにかなるという種類のものではありませんから無駄な努力はしないように。もし未成年に貸付をした場合、法律上この契約は親によって無効にされる場合がありますから、普通は貸さないのです。未成年に貸してくれるところもゼロではないようなのですが、この年齢の返済能力を考えても手を出さない方が賢明でしょう。
無事成人を迎えて堂々お金を借りれる身分になったとしても、学生ですから当然ながら限度額はそう高くありません。生活費や学費の足しとして小さい金額をちょこ借りちょこ返し、面倒がらずにきちんとできている間はいいのですが、うっかり延滞してリストに乗ってしまうと、今後お金が借りれなかったりしますから気をつけないといけません。大学生で一人暮らしをしているのなら、少なくとも4年の間に何度かお世話になる可能性があるのですから、せっかく得ることのできた信用を簡単に失わないようにしましょう。
あと、本人が借金をするつもりが全くなくても何故だかローンを組んでしまったという事例があります。結論から先に言えば学生向けの詐欺にひっかかってしまった場合なのです。この手の詐欺は昔からあるのですが、大学生に何らかの投資話をもちかけて、その流れの中で消費者金融から借金をさせるという手口が後を絶ちません。話を持ちかけるのは先に騙された学生だったりもするので、怪しい大人を警戒しているだけではダメです。投資話や仕掛け自体に色んなバリエーションがあるので毎年新たな被害者が出てしまうのでしょう。自分の都合でお金を借りて返済に苦労するならばまだしも我慢できますが、詐欺でローンを組まされて返済せねばならない悔しさは察するに余りあります。返す動機も失せがちですから、これでまた延滞ということにでもなれば正に踏んだり蹴ったりです。予想以上に長い間嫌な思いをせねばらならないことになりますから、くれぐれも変な話には気をつけてくださいね。

閉じる